※その後、利用を進める中で利用上不安になる点があり、使用を中止しています。そのため記事を差し替えます。
TP-LinkのArcher C5400(AC5400)を購入しました。
AtermやBuffaloは利用者も多いと思うのですが、TP-Link製品は使っている方も少ないと思いますので、何かの参考になればと思います。
まず電波強度からです。
添付の図は、鉄筋構造マンションで、木製ドア2枚を閉じた状態、途中で屈折箇所2箇所ある状態で、約10m程度離れた場所に親機を置き、スマホアプリで計測したものです。
1番目11g(2.4Ghz)、2番目(5Ghz)、3番目(5Ghz)が11acとなっています。見ての通りですが、電波強度は 11gが-78dBmと、11acが-83dBmとなりました。
この電波が強いか弱いかでいえば、率直に言って、可もなく不可もなくという印象でしょうか。
さて、今回Archer C5400を選んだ最大の理由は、安くてコスパが良いにもかかわらず、 トライバンドに対応している事 です。
それと、我が家は こちらの記事にも書いた通り、無線子機を2台接続接続しなければならないレイアウトのため、11acのアンテナの取り合いにならないよう、物理アンテナ8本あるという点もメリットと感じています。
さて、こんなArcher C5400ですが今回はAPで利用しています。
ルーターモードにすれば、HomeCareと呼ばれる、トレンドマイクロ社のセキュリティ機能が使えるなどそれなりのメリットもあるのですが、今回は家庭環境の事情で、APモードとしています。
Wifiの設定ですが、私の過去経験から子機との接続安定を図るため、極力、自動化の処理を排除する事を心がけているために、下記の画像のような設定になりました。
11gについては気になる所はなかったのですが、11acについては 1st SSIDがW52/W53専用、2nd SSIDがW56専用 となっています。
1st SSIDはW52が設定できるので問題ないのですが、2nd SSIDはW56で設定せざるをえず、その場合DFSが働き、チャンネルが自動切換えされてしまうリスクがあります。
ですが、自動処理を無くす事を設定方針にしているので、今回はW56ですが、チャンネル固定にしてみました。
後々、DFSで影響がでたら、対応は考えたいと思います。
続いて、転送速度を測定してみました。
測定方法は、子機にIODATAの WN-AX2033GRを2台繋いでいます。その上で、SSID1側のPCからSSID2側のPCへ、ファイル転送をし、転送速度を測ってみました。
※WN-AX2033GRのレビューは別途書きます。
電波状態はスマホ測定となりますが、SSID1側は-40db、SSID2側は-83dbでした。
測定条件1)
11acのSSID1と11acのSSID2にそれぞれPCを接続した場合のファイルコピー速度。
転送速度 58MB/s(464Mbps)
測定条件2)
11acのSSID1に2台とも接続し、MU-MIMOを有効にした場合のファイルコピー速度。
転送速度 38MB/s(304Mbps)
測定条件3)
11acのSSID1と、11gのSSIDにそれぞれPCを接続した場合のファイルコピー速度。
転送速度 20MB/s(160Mbps)
このような測定結果となりました。
測定結果ですが、率直にトライバンドすごい!!!という印象です。
最後となりますが、これは書いておかねばという点ですが、TP-Linkは中国の深圳に本社がある企業であり、セキュリティ面で不安に思う方もいるかもしれません。実は私も不安に思っている一人です。
ですが、今のところネット記事などでは、セキュリティに関する記事は出ていませんので、心配しすぎかもしれませんね。
<2018/3月追記>
気になる挙動を見つけてしまい、tp-linkのサポートに連絡してわかった事もあるため、大きなマイナス点として追記します。
〇発見した事
NTPサーバーに対する頻繁なアクセスがある。(1分に1回程度の頻度)
アマゾンのサーバー3箇所に謎の通信がある。(5分に1回程度の頻度)
52.221.14.250
Amazon Data Services Singapore AMAZON-SIN (NET-52-220-0-0-1) 52.220.0.0 - 52.221.255.255
Amazon Technologies Inc. AT-88-Z (NET-52-192-0-0-1) 52.192.0.0 - 52.223.255.255
アマゾンのサーバー、シンガポールに2件、米国本国に1件の裏通信があります。この事について、tp-linkのサポートに問い合わせしたところ以下(抜粋)の回答がありました。
>現在確かに数分おきにNTPの取得を実施しており
>今後NTPの取得の頻度の削減をアップデートにより提供を行わせて頂く予定でございます。
NTPの頻繁なアクセスを認めました。しかしファームウエアアップデートの動きは全く見えません。
>52.221.14.250、52.221.105.29、54.251.173.1へのアクセスに関しましては
>弊社製品に付帯しておりますTP-Linkクラウドサービスの動作に必要となる通信となります。
>通信はファームウェアの更新確認、アンチウイルス機能のデータベース更新、
>tetherとの連携のための通信
と、裏通信をしている事を認めました
そもそもNTPなんて1週間に1回で十分で、このような頻度はNTPサーバー側からすると、SPAMレベルのアクセス頻度です。
これだけでも迷惑なのに、加えて、アマゾンへのサーバーアクセスです。
結果、怖くなって取り外しました。
もちろん不正のない通信かもしれません。
TP-LinkのArcher C5400(AC5400)を購入しました。
AtermやBuffaloは利用者も多いと思うのですが、TP-Link製品は使っている方も少ないと思いますので、何かの参考になればと思います。
まず電波強度からです。
添付の図は、鉄筋構造マンションで、木製ドア2枚を閉じた状態、途中で屈折箇所2箇所ある状態で、約10m程度離れた場所に親機を置き、スマホアプリで計測したものです。
1番目11g(2.4Ghz)、2番目(5Ghz)、3番目(5Ghz)が11acとなっています。見ての通りですが、電波強度は 11gが-78dBmと、11acが-83dBmとなりました。
この電波が強いか弱いかでいえば、率直に言って、可もなく不可もなくという印象でしょうか。
さて、今回Archer C5400を選んだ最大の理由は、安くてコスパが良いにもかかわらず、 トライバンドに対応している事 です。
それと、我が家は こちらの記事にも書いた通り、無線子機を2台接続接続しなければならないレイアウトのため、11acのアンテナの取り合いにならないよう、物理アンテナ8本あるという点もメリットと感じています。
さて、こんなArcher C5400ですが今回はAPで利用しています。
ルーターモードにすれば、HomeCareと呼ばれる、トレンドマイクロ社のセキュリティ機能が使えるなどそれなりのメリットもあるのですが、今回は家庭環境の事情で、APモードとしています。
Wifiの設定ですが、私の過去経験から子機との接続安定を図るため、極力、自動化の処理を排除する事を心がけているために、下記の画像のような設定になりました。
11gについては気になる所はなかったのですが、11acについては 1st SSIDがW52/W53専用、2nd SSIDがW56専用 となっています。
1st SSIDはW52が設定できるので問題ないのですが、2nd SSIDはW56で設定せざるをえず、その場合DFSが働き、チャンネルが自動切換えされてしまうリスクがあります。
ですが、自動処理を無くす事を設定方針にしているので、今回はW56ですが、チャンネル固定にしてみました。
後々、DFSで影響がでたら、対応は考えたいと思います。
続いて、転送速度を測定してみました。
測定方法は、子機にIODATAの WN-AX2033GRを2台繋いでいます。その上で、SSID1側のPCからSSID2側のPCへ、ファイル転送をし、転送速度を測ってみました。
※WN-AX2033GRのレビューは別途書きます。
電波状態はスマホ測定となりますが、SSID1側は-40db、SSID2側は-83dbでした。
測定条件1)
11acのSSID1と11acのSSID2にそれぞれPCを接続した場合のファイルコピー速度。
転送速度 58MB/s(464Mbps)
測定条件2)
11acのSSID1に2台とも接続し、MU-MIMOを有効にした場合のファイルコピー速度。
転送速度 38MB/s(304Mbps)
測定条件3)
11acのSSID1と、11gのSSIDにそれぞれPCを接続した場合のファイルコピー速度。
転送速度 20MB/s(160Mbps)
このような測定結果となりました。
測定結果ですが、率直にトライバンドすごい!!!という印象です。
最後となりますが、これは書いておかねばという点ですが、TP-Linkは中国の深圳に本社がある企業であり、セキュリティ面で不安に思う方もいるかもしれません。実は私も不安に思っている一人です。
ですが、今のところネット記事などでは、セキュリティに関する記事は出ていませんので、心配しすぎかもしれませんね。
ここまで C5400 をべた褒めするような書きっぷりですが、やはり中国製品ですね…。気になる事が見つかってしまいました…。
<2018/3月追記>
気になる挙動を見つけてしまい、tp-linkのサポートに連絡してわかった事もあるため、大きなマイナス点として追記します。
〇発見した事
NTPサーバーに対する頻繁なアクセスがある。(1分に1回程度の頻度)
アマゾンのサーバー3箇所に謎の通信がある。(5分に1回程度の頻度)
52.221.14.250
Amazon Data Services Singapore AMAZON-SIN (NET-52-220-0-0-1) 52.220.0.0 - 52.221.255.255
Amazon Technologies Inc. AT-88-Z (NET-52-192-0-0-1) 52.192.0.0 - 52.223.255.255
52.221.105.29
Amazon Data Services Singapore AMAZON-SIN (NET-52-220-0-0-1) 52.220.0.0 - 52.221.255.255
Amazon Technologies Inc. AT-88-Z (NET-52-192-0-0-1) 52.192.0.0 - 52.223.255.255
Amazon Data Services Singapore AMAZON-SIN (NET-52-220-0-0-1) 52.220.0.0 - 52.221.255.255
Amazon Technologies Inc. AT-88-Z (NET-52-192-0-0-1) 52.192.0.0 - 52.223.255.255
54.251.173.1
Amazon.com, Inc. AMAZO-ZSIN1 (NET-54-251-0-0-1) 54.251.0.0 - 54.251.255.255
Amazon Technologies Inc. AMAZON-2011L (NET-54-240-0-0-1) 54.240.0.0 - 54.255.255.255
の3箇所。
Amazon.com, Inc. AMAZO-ZSIN1 (NET-54-251-0-0-1) 54.251.0.0 - 54.251.255.255
Amazon Technologies Inc. AMAZON-2011L (NET-54-240-0-0-1) 54.240.0.0 - 54.255.255.255
の3箇所。
アマゾンのサーバー、シンガポールに2件、米国本国に1件の裏通信があります。この事について、tp-linkのサポートに問い合わせしたところ以下(抜粋)の回答がありました。
>現在確かに数分おきにNTPの取得を実施しており
>今後NTPの取得の頻度の削減をアップデートにより提供を行わせて頂く予定でございます。
NTPの頻繁なアクセスを認めました。しかしファームウエアアップデートの動きは全く見えません。
>52.221.14.250、52.221.105.29、54.251.173.1へのアクセスに関しましては
>弊社製品に付帯しておりますTP-Linkクラウドサービスの動作に必要となる通信となります。
>通信はファームウェアの更新確認、アンチウイルス機能のデータベース更新、
>tetherとの連携のための通信
と、裏通信をしている事を認めました
そもそもNTPなんて1週間に1回で十分で、このような頻度はNTPサーバー側からすると、SPAMレベルのアクセス頻度です。
これだけでも迷惑なのに、加えて、アマゾンへのサーバーアクセスです。
ファームウエア更新確認と、データベース更新のために5分に1度通信!?加えて tether まで…!
tether とは、自分のグローバルIPアドレスを取得するためのアプリなのですが、これを5分に1回の頻度で頻繁に通信!?
なぜここまで激しい頻度で裏通信しているのでしょうか。
この状況を普通に考えれば、せっせと裏通信をし、何か情報をもらしているのでは?と疑心暗鬼になっても仕方ありません。ましてや中国製品ですし。
結果、怖くなって取り外しました。
この記事の最初の方は、購入直後に記載したものであって、おススメ!といったテンションで書いてしまっていますが、
裏通信を見つけてしまったため、前言撤回したいと思います。
もちろん不正のない通信かもしれません。
ですが、この頻度の裏通信はやはり異常と言わざるを得ません。
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