Chrome を使っていて Chrome ウェブストア以外で配布されている拡張機能を使う場合、デベロッパーモードを利用する必要がありますが、その場合、起動時に毎回「デベロッパーモードの拡張機能を無効にする」という警告が表示されてしまいます。
定番の対処方法は「グループポリシーを変更する」なのですが、最近はセキュリティが厳しくなっているようで、この方法では対応できないケースが増えてきました。
その上での対処方法ですが、結論からいうとブラウザを乗り換えてしまう事が、最も簡単で確実だと思います。そこで今回は Chrome との互換性が高い Chromium の派生ビルド品への乗り換えをご紹介します。
それでは手順です。
1)ダウンロード先
Chromium
ダウンロードするのは通常1番上にある「ungoogled」の文字が無い「Portable」パッケージです。
2)設定変更
ダウンロードされたzipファイルをインストールしたい場所に解凍します(インストーラが無いので好きな場所に解凍します)。フォルダを開くと中に ini ファイルがあるのでメモ帳で開きます。
下の方にある以下のように変更します(-1に変更する)。
3)ダウンロードする
chrlauncher を起動すると最新のファイルのダウンロードが開始されます。
4)起動する
binフォルダが作成されているので、その中を開き chrome.exe を起動します。その後タスクバーなどにピン留めしておきます。通常使うブラウザへ変更しても大丈夫です(但しアンインストーラーがないので、仮に Chromium を手動削除した場合、既定のブラウザに Chromium の表示が残ったままになります(但し残っていたからといっても選べないだけで何ら問題はありません)。
5)運用
通常は4)でピン留めしたものを起動すれば大丈夫ですが、セキュリティアップデートがかかる場合があるので、定期的に手動で chrlauncher を起動してアップデートがあるか確認しましょう。Chrome のセキュリティアップデートに追従してアップデートされるので頻度はかなり高いです。面倒な場合はスタートアップに chrlauncher を登録してしまって、初回起動時に毎回チェックするという方法もおすすめです。
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以上で完了となります。今回は Chromium が起動時にデベロッパーモードのチェックを行わない事を利用した対処方法のご案内でした。
Chromium にはいくつかの派生ビルドが出回っており、ご紹介している派生ビルドはメンテナンス頻度も高く Google のサービス(リアルタイム翻訳など)も問題なく利用出来るとても便利なビルドです。もちろん拡張機能もすべて動きますし、動作速度も遜色はありません。
デベロッパーモードの拡張機能を無効にするの警告に悩まされている方は是非お試しください。
定番の対処方法は「グループポリシーを変更する」なのですが、最近はセキュリティが厳しくなっているようで、この方法では対応できないケースが増えてきました。
その上での対処方法ですが、結論からいうとブラウザを乗り換えてしまう事が、最も簡単で確実だと思います。そこで今回は Chrome との互換性が高い Chromium の派生ビルド品への乗り換えをご紹介します。
それでは手順です。
1)ダウンロード先
Chromium
ダウンロードするのは通常1番上にある「ungoogled」の文字が無い「Portable」パッケージです。
2)設定変更
ダウンロードされたzipファイルをインストールしたい場所に解凍します(インストーラが無いので好きな場所に解凍します)。フォルダを開くと中に ini ファイルがあるのでメモ帳で開きます。
上の方にある以下のセクションを以下のように変更します(--user-data-dir=..\profile を削除する)。
# Command line for Chromium (string):
# Command line for Chromium (string):
# See here: https://peter.sh/experiments/chromium-command-line-switches/
ChromiumCommandLine=--flag-switches-begin --no-default-browser-check --allow-outdated-plugins --disable-logging --disable-breakpad --flag-switches-end
下の方にある以下のように変更します(-1に変更する)。
# Check for new Chromium version once in X days (integer):
#
# 2 -> check updates once in a X days (default)
# 0 -> disable update checking
# -1 -> force update checking
ChromiumCheckPeriod=-1
3)ダウンロードする
chrlauncher を起動すると最新のファイルのダウンロードが開始されます。
4)起動する
binフォルダが作成されているので、その中を開き chrome.exe を起動します。その後タスクバーなどにピン留めしておきます。通常使うブラウザへ変更しても大丈夫です(但しアンインストーラーがないので、仮に Chromium を手動削除した場合、既定のブラウザに Chromium の表示が残ったままになります(但し残っていたからといっても選べないだけで何ら問題はありません)。
5)運用
通常は4)でピン留めしたものを起動すれば大丈夫ですが、セキュリティアップデートがかかる場合があるので、定期的に手動で chrlauncher を起動してアップデートがあるか確認しましょう。Chrome のセキュリティアップデートに追従してアップデートされるので頻度はかなり高いです。面倒な場合はスタートアップに chrlauncher を登録してしまって、初回起動時に毎回チェックするという方法もおすすめです。
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以上で完了となります。今回は Chromium が起動時にデベロッパーモードのチェックを行わない事を利用した対処方法のご案内でした。
Chromium にはいくつかの派生ビルドが出回っており、ご紹介している派生ビルドはメンテナンス頻度も高く Google のサービス(リアルタイム翻訳など)も問題なく利用出来るとても便利なビルドです。もちろん拡張機能もすべて動きますし、動作速度も遜色はありません。
デベロッパーモードの拡張機能を無効にするの警告に悩まされている方は是非お試しください。
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