配信動画をキャプチャするソフトウエアであるAudials One 2021が、Vectorプロレジ大賞準グランプリ受賞との事でかなり安くなっていたので購入しました。
このソフトの特徴としてはビデオメモリの描画データをダイレクトキャプチャ出来るため、ブラウザ上で範囲指定など不要で、再生動画をキャプチャできるという便利ソフトです。
しかも、録画開始、終了も自動検知してくれるスグレモノで、大変便利なソフトだと思います。
さて実際の録画シーンではmp4を使う事が多いと思いますが、プリセットがいまいちなので、自分で作成してみました。
なお当方は1080p動画でパフォーマンス調整をしているのでその点はご了承ください。
それでは具体的な手順です。
1)オプションをクリックします
2)動画の録画->カスタマイズをクリックします
3)mpeg4のMEPG4-H264最高品質を選びCloneをクリックします
4)ビットレートを96(固定、VBR)、GPUビットレートを100(固定、VBR)、音声ビットレートを320としOKをクリックします
5)OKをクリックします
6)OKをクリックします
プリセットの設定は以上です
1)実際に録画をする際は、GPUエンコードを無効にしてCPUエンコードとします
2)1920x1080p動画のキャプチャでは平均で30%のCPU使用率でした
当方Core i9-9900Tという35Wの低電力CPUでエンコードをしていますが、比較的非力なCPUではあるものの、思ったより低いCPU使用率で録画が出来ています。
なお録画したファイルをMediaInfoで調べたところ以下のプリセットでエンコードされていました。
cabac=1 / ref=3 / deblock=1:0:0 / analyse=0x1:0x111 / me=hex / subme=7 / psy=1 / psy_rd=1.00:0.00 / mixed_ref=1 / me_range=16 / chroma_me=1 / trellis=1 / 8x8dct=0 / cqm=0 / deadzone=21,11 / fast_pskip=1 / chroma_qp_offset=-2 / threads=24 / lookahead_threads=4 / sliced_threads=0 / nr=0 / decimate=1 / interlaced=0 / bluray_compat=0 / constrained_intra=0 / bframes=3 / b_pyramid=1 / b_adapt=1 / b_bias=0 / direct=1 / weightb=1 / open_gop=0 / weightp=2 / keyint=250 / keyint_min=25 / scenecut=40 / intra_refresh=0 / rc_lookahead=40 / rc=crf / mbtree=1 / crf=19.0 / qcomp=0.60 / qpmin=10 / qpmax=51 / qpstep=4 / ip_ratio=1.41 / aq=1:1.00
meとsubmeが少し低く感じますが、通常は上記の設定で録画すれば問題ないと思います。
===
以下は、設定ファイルを直接弄りさらなる高画質を狙った設定です(PCの負荷は当然高くなります)。
Audials 2021を終了させた上で「C:\ProgramData\Audials\Audials 2021\UserProfiles\Video」をエクスプローラで開くと、上で作ったプロファイル名.iniのファイルがあるので、バックアップをとった後でメモ帳で開きます。
1番下のセクションに以下記載があるので赤字箇所を修正します。
以上の変更をした上でAudials Oneを起動し録画をすると画質があがっているはずです。うまく動かない場合はバックアップファイルを戻してください。
なお、アプリ上でプリセットを編集すると設定が巻き戻りますのでご注意ください。
追伸)x264のsubqを9まであげるとCPUの負荷がバク上がりして動きませんでした。また、CPUの使用率も30%->60%と倍増しましたので、1080pのリアルタイム録画という意味ではこのあたりの数値が限界のようです。
追伸2)GPUエンコードを選んだにもかかわらず、なぜかCPU処理で録画してしまう場合があるようです。ただしCPU負荷は下がるので、どういう内部処理をしているのかがわからず、回避策もわかっていません。
このソフトの特徴としてはビデオメモリの描画データをダイレクトキャプチャ出来るため、ブラウザ上で範囲指定など不要で、再生動画をキャプチャできるという便利ソフトです。
しかも、録画開始、終了も自動検知してくれるスグレモノで、大変便利なソフトだと思います。
さて実際の録画シーンではmp4を使う事が多いと思いますが、プリセットがいまいちなので、自分で作成してみました。
なお当方は1080p動画でパフォーマンス調整をしているのでその点はご了承ください。
それでは具体的な手順です。
1)オプションをクリックします
2)動画の録画->カスタマイズをクリックします
3)mpeg4のMEPG4-H264最高品質を選びCloneをクリックします
4)ビットレートを96(固定、VBR)、GPUビットレートを100(固定、VBR)、音声ビットレートを320としOKをクリックします
5)OKをクリックします
6)OKをクリックします
プリセットの設定は以上です
1)実際に録画をする際は、GPUエンコードを無効にしてCPUエンコードとします
2)1920x1080p動画のキャプチャでは平均で30%のCPU使用率でした
当方Core i9-9900Tという35Wの低電力CPUでエンコードをしていますが、比較的非力なCPUではあるものの、思ったより低いCPU使用率で録画が出来ています。
なお録画したファイルをMediaInfoで調べたところ以下のプリセットでエンコードされていました。
cabac=1 / ref=3 / deblock=1:0:0 / analyse=0x1:0x111 / me=hex / subme=7 / psy=1 / psy_rd=1.00:0.00 / mixed_ref=1 / me_range=16 / chroma_me=1 / trellis=1 / 8x8dct=0 / cqm=0 / deadzone=21,11 / fast_pskip=1 / chroma_qp_offset=-2 / threads=24 / lookahead_threads=4 / sliced_threads=0 / nr=0 / decimate=1 / interlaced=0 / bluray_compat=0 / constrained_intra=0 / bframes=3 / b_pyramid=1 / b_adapt=1 / b_bias=0 / direct=1 / weightb=1 / open_gop=0 / weightp=2 / keyint=250 / keyint_min=25 / scenecut=40 / intra_refresh=0 / rc_lookahead=40 / rc=crf / mbtree=1 / crf=19.0 / qcomp=0.60 / qpmin=10 / qpmax=51 / qpstep=4 / ip_ratio=1.41 / aq=1:1.00
meとsubmeが少し低く感じますが、通常は上記の設定で録画すれば問題ないと思います。
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以下は、設定ファイルを直接弄りさらなる高画質を狙った設定です(PCの負荷は当然高くなります)。
Audials 2021を終了させた上で「C:\ProgramData\Audials\Audials 2021\UserProfiles\Video」をエクスプローラで開くと、上で作ったプロファイル名.iniのファイルがあるので、バックアップをとった後でメモ帳で開きます。
1番下のセクションに以下記載があるので赤字箇所を修正します。
[FFMpeg Data]
GeneratedFFMpegCommandLine= -c:a aac -c:v libx264 -s 320x240 -pix_fmt yuv420p -coder 1 -flags +loop -cmp chroma -partitions +parti8x8+parti4x4+partp8x8+partb8x8 -me_method umh -subq 7 -me_range 16 -g 250 -keyint_min 25 -sc_threshold 40 -i_qfactor 0.71 -b_strategy 1 -qcomp 0.6 -qmin 0 -qmax 69 -qdiff 4 -bf 3 -refs 3 -direct-pred 1 -trellis 1 -b-pyramid 1 -mixed-refs 1 -weightb 1 -8x8dct 0 -fast-pskip 1 -wpredp 2 -threads 0 -crf 19.00 -r 25.00
GeneratedFFMpegNVENCCommandLine= -c:a aac -c:v h264_nvenc -s 320x240 -pix_fmt yuv420p -preset veryslow -coder 1 -flags +loop -cmp chroma -subq 9 -me_range 16 -g 250 -keyint_min 25 -sc_threshold 40 -i_qfactor 0.71 -b_strategy 1 -qcomp 0.6 -qmin 0 -qmax 69 -qdiff 4 -bf 3 -trellis 1 -threads 0 -rc constqp -qp 15 -r 25.00
GeneratedFFMpegIntelCommandLine= -c:a aac -c:v h264_qsv -s 320x240 -pix_fmt nv12 -preset veryslow -coder 1 -flags +loop -cmp chroma -subq 9 -me_range 16 -g 250 -keyint_min 25 -sc_threshold 40 -i_qfactor 0.71 -b_strategy 1 -qcomp 0.6 -qmin 0 -qmax 69 -qdiff 4 -bf 3 -refs 3 -trellis 1 -threads 0 -q:v 19 -r 25.00
GeneratedFFMpegAMDCommandLine= -c:a aac -c:v h264_amf -s 320x240 -pix_fmt yuv420p -coder 1 -flags +loop -cmp chroma -subq 9 -me_range 16 -g 250 -keyint_min 25 -sc_threshold 40 -i_qfactor 0.71 -b_strategy 1 -qcomp 0.6 -qmin 0 -qmax 69 -qdiff 4 -bf 3 -trellis 1 -threads 0 -rc cqp -qp_i 15 -qp_p 15 -qp_b 15 -r 25.00
UserFFMpegCommandLine=
以上の変更をした上でAudials Oneを起動し録画をすると画質があがっているはずです。うまく動かない場合はバックアップファイルを戻してください。
なお、アプリ上でプリセットを編集すると設定が巻き戻りますのでご注意ください。
追伸)x264のsubqを9まであげるとCPUの負荷がバク上がりして動きませんでした。また、CPUの使用率も30%->60%と倍増しましたので、1080pのリアルタイム録画という意味ではこのあたりの数値が限界のようです。
追伸2)GPUエンコードを選んだにもかかわらず、なぜかCPU処理で録画してしまう場合があるようです。ただしCPU負荷は下がるので、どういう内部処理をしているのかがわからず、回避策もわかっていません。
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